1970年に東京都の認可を受けて町田市に開園。保護者の就労に関わらず、希望するすべての子どもが平等に教育をうけることができるよう、2008年には認定こども園としての認可も取得。自由遊びを中心にしながら、体育指導や漢字を取り入れるなど特色ある保育も実施しています。現在は3歳児~5歳児まで200人余りが在籍しています。(2021年2月現在)
家庭環境に関わらず通える園を目指し、早くからインターネット写真販売に
お答えいただいた方 開進幼稚園 副園長 湯目崇史先生
【園紹介】開進幼稚園について
1970年に東京都の認可を受けて町田市に開園。保護者の就労に関わらず、希望するすべての子どもが平等に教育をうけることができるよう、2008年には認定こども園としての認可も取得。自由遊びを中心にしながら、体育指導や漢字を取り入れるなど特色ある保育も実施しています。現在は3歳児~5歳児まで200人余りが在籍しています。(2021年2月現在)
「はいチーズ!フォト」のカメラマン派遣はサービス開始当時の2006年から、先生が撮影した写真を販売する「はいチーズ!フォト先生撮影プラン」は2011年からと、早くからご利用いただいています。
先生が撮影する「先生撮影プラン」はどなたが撮影しているのでしょうか?撮影のポイントを教えてください。
2011年に職員が撮影した子どもたちの日常の様子を販売できる「はいチーズ!フォト先生撮影プラン」を導入しました。以前はデジカメが高価でなかなか揃えられなかったのですが、今ではコンパクトデジカメが1クラスに1台あります。撮影のタイミングは、担任のほかに職員がサポートに入れるときなど、撮れるときに撮れる人がその都度撮るという感じですね。
撮影では、子どもが何かに集中している様子や、子ども同士の関わり合いなど、なるべく自然な表情をとらえるようにしています。過剰な演出はせず、子どもたちの活動を止めない範囲で撮影することも大切です。当園では、参観日の保護者の撮影はNGにしていることもあって、「先生撮影プラン」で撮影するような日常の写真は、保護者のニーズも高いと感じます。
長く使ってくださっている中で、「はいチーズ!フォト」の使い勝手や機能の変化はいかがでしょうか?
導入当初にはなかった機能がいろいろと充実してきていますよね。昔は1枚1枚の写真がすごく小さく表示されていたのですが、今は拡大できるようになっていたり、顔認識機能がついたり、少しずつ使いやすく改善されています。写真のデータ販売も以前にはなかった機能ですが、保護者のニーズも大きかったので実装されてよかったです。
システム面でも細かな改善点はありますが、使い勝手はいいと思います。当園ではパソコンが苦手な職員が写真販売を担当していますが、とくに問題なく使えているのがその証拠ですね。
SNSやホームページなどでもたくさん写真を使って積極的に広報されていますが、広報用の写真と「はいチーズ!フォト」に載せる写真の選定はどのようにされていますか?
SNSでの広報はまだまだ試行錯誤しながらですが、インターネット上に出る写真はセキュリティへの配慮も大切です。特定の園児のアップや名前と顔が一致するような写真は避けたり、名札が見えるときには名前をぼかすようにしています。
一方で、「はいチーズ!フォト」はセキュリティがしっかりしているので、ぼかしなどの加工も必要ありません。写真をアップするハードルが低いので、撮影した写真はまず「はいチーズ!フォト」にストックしていくようにしています。「はいチーズ!フォト」は園と保護者で共有するデジタルアルバムのように使っていて、その中で気に入ったものがあれば、保護者が買うこともできるという位置づけです。
子どもたちの自然な表情を撮影できるのは「はいチーズ!先生撮影プラン」のメリットですね。
やはり年少や年中クラスでは、カメラマンが入ってくることで子どもたちが興奮してしまったり、怖がってしまうことがあります。年少クラスでは、見知らぬ大人を見て泣き出してしまう子もいます。「先生撮影プラン」で職員が撮る写真は、決して高価なカメラで撮影しているわけではないですが、職員にしか撮れない表情や瞬間がたくさんありますよね。
一方で、お遊戯会の舞台のような暗い場所での撮影は職員にはやはり難しいので、カメラマン派遣をお願いして撮ってもらっています。
「はいチーズ!フォト」を長らく使っていただくなかで、保護者の方の反応はどんなものがありましたか?
「はいチーズ!フォト」を導入したばかりのころは「パソコンが家にないので困る…」という保護者から問い合わせも多くて、プリントした写真をアルバムに入れて用意していた時期もあったんです。今では保護者もスマホやパソコンをみなさん持っていますから、当たり前に使ってくださって、お問合せもすっかりなくなりました。
「先生撮影プラン」を導入してからは、行事当日の晴れ姿だけでなく、練習風景や工作の制作過程など、普段の保育のプロセスを伝えることができるようになったのがいいですね。写真を見た保護者から、「我が子がこんなにニコニコしながら練習していると思わなかった」という反応が出てくることもあります。
新型コロナウイルスの影響で、先生が撮影する機会も増えているのでしょうか?
今年度はコロナウイルスの影響でプールや体育教育など、保護者が自由に参加できる行事が減ってしまったこともあり、それを補う形で撮影の機会は増えています。「はいチーズ!フォト」を早くから導入しておいたので、撮影機会が増えてもスムーズに対応できています。
コロナ渦では動画を活用することも増えました。昨年の卒園式では、参列できる保護者の人数を1名に制限したので、「はいチーズ!フォト」のライブ配信も利用しました。保護者には人数制限は仕方ないとご納得いただいたうえでの対応策だったこともあって、評価は高かったです。ライブ配信では卒業証書の受け渡しで普段なら背中しか見られないところを、子どもの表情まで映すことができるなど、うれしい発見もあったようです。これからは、「はいチーズ!フォト」で動画対応なども進んでくると嬉しいですね。
サービス開始当初からの貴重なお話、ありがとうございました。今後も「はいチーズ!フォト」の成長に伴走いただけることを願っております!